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2008年2月23日土曜日

世界に在りて私は気付いた

そして記事をもう1つ・・・


『世界を知ることは人を知ることであり
人を知り人と出会うことは世界を広げることでもある』

これは遠い昔私の今は亡き姉的存在の先輩が教えてくれた言葉です。

サンフランシスコに来て色々気付いたことや
少なからずとも出会いもあった

そして私は日本の外にまだ見ぬ自分が求める答えがあるのだと信じていました

しかし。


『日本もまた世界の中にある異国』

であり

『世界で唯一つの世界の中の日本』

であり

その中に己で気付かなかった幸せも埋もれていた。


いや、あえて気付かないフリや
見ようとしなかっただけなのかもしれない。


どうやら私の求めるものは
日本の中にあったようだ。


私を必要としてくれる者
私を排除しようとする者
私を嫌悪する者



そして。



私を愛してくれる者。



私の願いは。
本当に求めるものは。

ほんのささやかな幸福であり
日常であり、安らぎであり、安息の地


孤独だったから
取柄がなかったから


能力に焦がれ

臨戦的になり

他人を傷つけ

自分を偽り

年月を放棄し人らしさを捨て

浮世を離れ

理にこだわり続け


そして運に救われてきた。


私には帰るべき場所がない。
私の育った場所はもはや存在しない。
思い出も物資も土地も全て無くした。
過去の記憶を辿る術すら残されていない。

つまり自分を自分と認識できる客観的状況は
電子世界以外では全て消え失せた事になる。


だけど。
だけれども。


『幾年幾月が経とうとも
互いが互いを求め、欲し、通じ合っている、
それがわかった・確認できた、のであれば』


大丈夫です。


『あなた』が生きていてくれるだけで私は大丈夫です。


あなたは私が生きた証であり
あなたが私の存在を感じ、私があなたの存在を感じているだけで
苦難に立ち向かう勇気が出てくるんです。

何も欲しくない。
欲しいものはあなたと歩む互いの人生という時間。
互いに寿命を迎えるまで寄り添って生きて行きたい。
そして笑顔で死にたい。



帰国したら。


わたしはあなたに会いに行くのだ

桜の花が風に煽られ美しく舞い上がる頃
昔の友と祇園で談笑した後に


わたしは必ず

あなたに会いに行こう

そこから物語りは綴られ
全てが始まるのだ



わたしは時が経とうと変わらない。
あなたにとって唯一無二で不変なる私は。

この世で静かに
在り続け佇み続ける


1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

こんにちは、足跡からです。
カリフォルニアでがんばってますね。
私が渡米して気づいたことは、

私は日本人で日本が好きで、
日本に誇りを持っていて、
日本が持っている問題を嘆かわしく思い、
日本のために何かしたい。

ということでした。
Micktさんが今までとは違う体験をして、
今まで普通にいた人やあったものに
感謝する気持ちは、私も本当によく
わかります。

いて当たり前の人、あって当たり前のものに
いつも感謝することができたら、そして
感謝の気持ちを表すことができたら、
同じ人生でももっとすばらしく、楽しく、
うれしく、幸せなものになるんでしょうね。
そうできるようにがんばりたいです。

Micktさん、2月一杯、もっともっと
学んで、吸収して、夢への近道になれば
いいですね。がんばってくださいね!