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2008年9月7日日曜日

失われた日常

Micktです



私は今日もまた一人です

ひとりぼっちです





久しく人の温もりを思い出した後だけあって


人を失う悲しみは一際苦しいものでした






私の存在は人を不幸にすることしか出来ないみたい






今日は良い天気です





残暑の9月にふさわしい
積乱雲がたくさん空にちりばめられた
ある意味すがすがしい暑さ




太陽光も
車の流れも
人の流れも



何も変わらない




変わってしまったのは
虚ろなる心の内にぽっかりとあいた空洞





生きるって何なのだろう
生まれつくって何なのだろう



今日は腹が減っていない
いや、減らないように調節できるんだろう



陸のなかにいるのに
なぜか海のせせらぎが聞こえる
白い砂浜が見える




しかし夢の中では




業火で覆いつくされた地球と
溶岩で焼け死んでいく仲間達
そして最後の宇宙船を求め
人々は醜くあがき、奪い合い殺しあっていく




もうすぐ私の思考も停止しそうな気がします




私は人だったんだろうか




人として歩める機会が1度でもあったのだろうか



そして人という生物に迫害を与えずに生きてこれなかったのだろうか




ひとつのレコードの中の断片的な記録が
人知れず閉じてしまうまえに








飛行機雲が放射線状に撒き散らされながら
音速以上で4体同時に通り過ぎていく




眠い。眠ることはいつでもできる
どんなに寝ても眠れる

脳に悲しい思いを味あわせるとすぐ眠れる
日常に絶望したり諦めた時にすぐ眠れる

目を絶対に開けないと誓った時
1週間脳死のような状態で眠ることも出来る



起きれなくなってきている
起きたくても起きれなくなりつつある






彼女と真逆だった





彼女はきっともっと苦しかったはずだ



私は手を尽くせなかった



脳を酷使に酷使し
そしてついに彼女は壊れた









何故彼女だけが



何故彼女ばかりが



こんな目に








立場を変えることが出来たらどんなに良い事だったか



精神を入れ替えることはできなかった







生物が真に望む事は


きっと形にならず、実現しないんですね
ね、神様





日常も社会も全てが彼女にとっては残酷に映ったろうに


そのヴィジョンで共闘してあげれなかった








彼女はさいごに抱きしめてくれました






とびきりの気丈を振舞って









私は使えない生き物









自分をも満足に生かすことができないのに

人の役に立てるはずも無いのに








思い上がってた











夏が


夏が去ってゆく













思い出が



日々が














遠くへと


















去って
















そして粉々に失われていく


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